部屋全体が冷えにくくもう少し左にずらしてエアコンを取り付けたいとご相談いただきましたので、現場に伺い確認させていただきました。

その結果、お客様と相談し数十センチ左に室内機をずらして取り付けることになりましたので、配管の穴やエアコン専用のコンセントは既存のものを使用し室内機を取り付けることをご提案させていただきました。

しかし、ごく稀に取り付ける場所によっては室内機をずらすことで追加工事が発生してしまうことがありますので、そのことについてご説明させていただきます。

「室内機をずらしても標準取付工事代で取り付けられる条件」

1つ目は、配管の穴より高い位置に室内機を取り付ける
2つ目は、室内機をコンセントの近くに取り付ける

1つ目の配管の穴より高い位置に室内機を取り付けられないと、配管からドレン水と呼ばれる汚水が流せなくなり逆流して室内機の水漏れの原因になってしまうため、配管の穴あけをさせていただきます。

2つ目の室内機をコンセントの近くに取り付ける理由は、エアコンは専用の単一のコンセントにつなげなければいけないからです。なぜなら、届かないからと延長コードを使用してコンセントにつなげた場合、出火を引き起こす可能性があるので絶対に禁止されているからです。

※エアコン専用のコンセントとは、天井に近いところにあるコンセントのことを言います。よく見かける足元にあるコンセントはエアコン専用のコンセントではありません。

このように、室内機をずらして取り付けたい場合に、配管の穴より高い位置に室内機が取り付けられなかったり、エアコン専用のコンセントにコードが届かない場合は配管の穴や専用のコンセントの増設工事が追加ですのでお気軽にご相談ください。