エアコン取り付け。標準取付工事の範囲と追加工事が発生するポイントをわかりやすく解説

標準取付工事内でできるか不安・・・。

電気屋さんに標準取付工事の範囲内なら工事代は〇〇〇〇〇円と言われたけど、結局、ウチのエアコンは標準取付工事費だけで取り付けられるのかな?

工事前の漠然とした不安を解決できるよう室内機の設置階ごとに施工写真を使って標準取付工事の範囲内か追加で工事費用がかかる事例か見ていきたいと思います。

エアコン標準取付工事の範囲内で取り付けられるケースとは?

エアコンを取り付けるときに標準取付工事費の範囲内で取り付けられる現場を簡単に表すと「室内機の裏に室外機が設置できる場所」に取り付けられるケースです。

つまり、エアコンの専用回路(コンセント)と穴が用意されてあって室内機を設置する場所と同じ階のベランダや空いたスペースに室外機が設置でき、その裏に室内機も取り付けられる状態の場所を指します。

例えば、つぎの写真の現場では標準工事費の範囲内でエアコンを取り付けることができます。

管理物件のエアコン取り付け工事
管理物件のエアコン取り付け工事

ご覧のように、エアコン室内機の裏に室外機を設置することができるの場合は標準取付工事の範囲内で取り付けられます。

では、どんなときに追加で工事費が発生してしまうのか。各階ごとに見ていきましょう。

1階にエアコンを設置する場合

標準取付工事の範囲

・エアコンの専用回路(コンセント)が用意されている。
・すでに配管を通す穴が開いている
・1階のお部屋に室内機を設置し、すぐ裏に室外機が設置できる

エアコンの追加工事が発生するケース

1階にエアコンを設置して追加で工事費用が発生するケースは、室外機の移動天吊り工事です。

1.室外機の移動と配管延長

ごく稀に室外機を室内機の裏ではなく左右にずらして取り付けることがあります。室外機を左右に1mずらして設置すれば配管が1m延長されるので追加工事の配管延長になります。

室外機の移動+配管延長の施工写真

2.室外機の天吊り工事

室外機の天吊り工事は集合住宅で工事されているところが多く、ベランダなど少ないスペースを有効活用するために室外機を天吊り金具を使って天井に吊るして設置します。

天吊工事は室外機を持ち上げて設置するので追加工事の高所作業になります。

天吊り金具は経年劣化でサビてしまうので安全に使い続けられないと判断したときは再利用ができませんので、その場合は天吊金具を使ってエアコン取り付けをご希望のお客様は、天吊り金具の代金も含めてお見積りさせていただきます。

室外機の天吊り工事の施工写真

2階にエアコンを設置する場合

標準取付工事の範囲

・エアコンの専用回路(コンセント)が用意されている。
・すでに配管を通す穴が開いている
・2階のお部屋に室内機を設置し、2階のベランダやミニベランダなど室内機の裏に室外機が設置できる

エアコンの追加工事が発生するケース

2階にエアコンを設置して追加で工事費用が発生するケースは、室外機を下の階に取り付けるための配管延長・天吊り工事・室外機の壁掛け工事です。

1.地上に室外機を設置する場合は配管延長が必要

戸建て住宅の2階に室内機を取り付けるときに下の階の空いたスペースに室外機を取り付けることが多々ありますが、2階から1階への取り付けには大体7m以上の配管が必要だと言われています。

当社の場合、配管4mが標準取付工事の範囲内なので下の階へ室外機を設置するときは大体3m以上の配管延長が必要になります。さらに、障害物などがあり2階から1階へ配管をジグザクに引っ張らないといけないときは、その分余計に配管延長が長くなります。

また、配管が長くなるほど直射日光に当たりやすく紫外線に弱い配管が痛んでしまいます。そうするとエアコン本来の性能が維持できなくなることがあるので配管延長が必要なお客様には化粧カバーの取り付けを必ずオススメしています。配管の劣化が進んでしまうと配管交換になることがあります。配管を守るために化粧カバーの取り付けをご検討ください。なお、化粧カバーの取り付けは追加工事になり別途費用がかかります。

室外機の配管延長の施工写真

2.室外機の天吊り工事

室外機の天吊り工事は集合住宅で工事されているところが多く、ベランダなど少ないスペースを有効活用するために室外機を天吊り金具を使って天井に吊るして設置します。

天吊工事は室外機を持ち上げて設置するので追加工事の高所作業になります。

天吊り金具は経年劣化でサビてしまうので安全に使い続けられないと判断したきは、再利用ができません。天吊金具を使ってエアコン取り付けをご希望のお客様は、天吊り金具の代金も含めてお見積りさせていただきます。

室外機の天吊り工事の施工

3.室外機の壁掛け

室外機の壁掛け工事は、2階の室内機を設置するお部屋の周辺にベランダがなく、下の階に空いたスペースもなくて、室外機の置く場所がないときにエアコンを壁掛け金具を使って室外機を取り付けます。

天吊り工事と同様に壁掛け金具がない場合は、高所作業工事と壁掛け金具の費用がかかりますが、壁掛け金具のほかに屋根置き金具など様々な取り付け金具が販売されているので、室外機の置く場所がなくて困っているお客様も当社の電気空調職人が最善策をご提案させていただきますので、あんしんしてご依頼ください。

室外機の壁掛け工事と屋根置き工事

壁掛け設置
高所作業含むエアコンの取り付け工事
屋根置き

3階にエアコンを設置する場合

標準取付工事の範囲

・エアコンの専用回路(コンセント)が用意されている。
・すでに配管を通す穴が開いている
・3階のお部屋に室内機を設置し、3階のベランダやミニベランダなど室内機の裏に室外機が設置できる

エアコンの追加工事が発生するケース

3階にエアコンの室内機を設置する場合はベランダやミニベランダに室外機を設置するか、取付金具を使って室内機周辺に室外機を取り付ける工事になります。

1.取り付け金具を使って室外機の壁掛け工事

3階のお部屋の周辺にベランダがない場合は室外機の置く場所を決めてから取り付け金具を用意します。

取り付け金具を使って設置できる場所は壁や屋根などですが、壁掛け金具(壁に取り付け)・屋根置き金具(屋根に置く)・天吊り金具(天井から吊るす)を使えばどんなところでも設置することができるので、エアコンの設置環境がない場所に設置できるか心配な方もお気軽にご相談ください。電気空調職人が最善策をご提案させて頂きます。

また、室外機の取り付け位置によっては追加で配管延長が必要な場合があります。

その都度、お見積りさせていただきますのでご安心ください。 

室外機の壁掛け工事と屋根置き工事

壁掛け設置
高所作業含むエアコンの取り付け工事
屋根置き

まとめ

標準取付工事と追加工事についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

標準取付工事内で工事したい方は、今すぐに室内機の裏に室外機が置けそうか確認してみてくださいね。もし、室外機が置けない場合も大丈夫です!取り付け金具を使えば壁にも屋根にも取り付けられますのでご安心ください。

今年は、在宅勤務や自粛生活などで、納戸や書斎など今までご依頼が少なかった場所にエアコンを取り付けたいお客様が多く、その都度、解決してきました。

「ここにエアコンつける場合はどうなるの?」って思ったらお気軽にサクライ電気へご相談ください。

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